一番簡単に設立できるのは株式会社です

会社は呼吸をしたりはしませんが、個人に人格があるように会社には法人という人格があります。ですから会社は法人と呼ばれますが、これはどのような形態の会社でも同じです。
そこで株式会社、合同会社(LLC)、合名会社、合資会社の4つのうちで、どれが一番簡単に設立することができるかと言いますと、やはり株式会社が一番手早いようです。ただし、簡単とは言ってもひとつの法人格を新たに作るのですから、そのためには様々な手続きや書類、印鑑類などと、登記費用その他の実費が必要になります。
また様々な手続きは自分で動かなければなりませんから、現在会社に勤務しているような場合は所定の場所へ足を運ぶ時間を何とかして作らなければならず、この点ではやや手間がかかります。また、株式会社は1円で設立することができるというのは資本金が1円からという意味であり、会社設立が1円でできるわけではありませんから、この点は誤解のないようにしましょう。
株式会社を設立するためには諸々の費用が発生しますから、その分はきちんと計算に入れておくようにしてください。
また、合同会社(LLC)も悪くはないのですが、そのほかの合名会社や合資会社は出資者が2名以上という規定があることと、そのいずれかが辞めたいとなると会社の存続に支障がでたりしますから、あまりお勧めできないのが実際のところです。
そこで普通には会社設立と言いますとやはり世間の通りがよくて、初期の必要な費用も比較的少なく、将来の会社規模拡大を考えると株式会社の設立ということになります。