一人社長は忙しいのを覚悟の上で…

会社を設立するということは起業ですから、起業と言うからには設立した会社に全身全霊を打ち込まなければなりません。特に脱サラ的な場合はなおさらで、もう誰もお給料をくれないのですから自分で稼ぐしかほかに方法はありません。
つまり、会社を設立するからには相当の覚悟が必要になります。
一人社長の株式会社の場合、代表取締役としての自分、社員としての自分になりますから、何から何まで自分で業務を行わなければならないのですから、かなり忙しくなるのは当然と考えて、しかも身体をこわさないようなケアも必要になります。
一番安全な会社設立は、会社が稼働しはじめる時に顧客、つまりクライアントがついていることで、それも複数のクライアントなら理想的です。
会社を設立したまでは良いとして、さて仕事をする先が無いというような場合は、クライアントをつかむまでの間、貯金を崩して生活をしなければなりませんから、かなりのリスクが伴います。
また、今では携帯電話があるので仕事がしやすくなりましたが、対外的に心証が良いのは固定電話ですから、最低1名のお手伝いさん的な社員が欲しいところです。
妻帯者であれば、奥さんの電話番を頼むと言う方法も考えてみましょう。
また、先ほど複数のクライアントがあると安心できると言いましたが、注意しなければならないのは、約束などがダブらないようにすることで、別の約束があるからなどという言い訳は禁句です。一つのクライアントと約束をした日時に別のクライアントから呼び出しがかかったりした場合は、良い意味の“噓も方便”的な言い訳をしなければならないこともあるでしょう。