法人の銀行口座を開設しましょう

会社設立で資本金の払い込みは自分の銀行口座にしますが、実は会社を経営していて会社がクライアントの仕事をして、その支払いを受けるのには自分の銀行口座でもかまいません。
しかし、そうなると公私混同をしかねませんから、通常は会社として入金を受け取る法人の口座を開設します。
つまり法人口座を開くのですが、これはどの銀行でもかまいません。しかし、いわゆるメガバンクと言われている大手の都市銀行では法人口座の維持費がかかりますし、振り込み手数料もかかります。
ただし、ネット銀行であればこのような維持費はありません。
しかし、ネット銀行は通帳がないということで極めて不便で、個人として利用するのはかまわないのですが、法人口座にはあまり向いていないようです。
確かにメガバンクに法人口座があるのは悪くはないのですが、そこで、地方銀行、あるいは信用金庫などに口座を開設ということになりますが、例えばゆうちょ銀行であれば口座維持費はかかりません。
さらに法人名義でキャッシュカードも作っておくと何かと便利でしょう。
なお、ゆうちょ銀行は全国に店舗数も多いので、何かと便利なようですが、これは公平な視点からの見解ですから、誤解のないように願います。
ただし、会社の業務で獲得したクライアントから、取引銀行を指定されるような場合もあるようですから、そのような時には複数の銀行にも法人口座を開設することになります。
そのような場合はそのどれがメインバンクなのかを決めておくことが良いでしょう。
これは将来、事業で融資を受ける必要が生じた場合に、出入金の頻度が多い法人口座のほうが融資の審査では有利になることがあるからです。