自分で株式会社を設立する流れについて

会社、それも株式会社を設立しようと考えておられる方に、簡単にですが会社設立の流れをご紹介します。
順序は多少前後するところがありますが、おおまかな会社設立の流れは、実印用の印鑑の作成と印鑑登録から始めます。必要な実印は三文判やシャチハタは不可で、規定に沿った印鑑が必要になりますから、はんこ屋さんでその旨を伝えて作ってもらいましょう。
次に、会社の定款といういかめしい書類を作成しますが、これは今ではインターネットで雛型がダウンロードできますから、これを利用しましょう。なお、電子定款が紙の定款よりややお安くできるようです。
この定款はそれを認証してもらうために公証役場に行かなければなりませんが、空いていればその場で認証が貰えます。ただし費用はかかります。なお、電子定款の場合はCDを貰わなければなりません。
それが終わったら資本金を払い込みますが、最低1円からで、この振り込み記録をコピーして資本金払い込み証明書にします。
これからが最終段階になりますが、これまでの書類や払い込み証明書などを法務局に提出しますが、記入事項に不備があれば後日補正が可能ですから心配は要りません。
ここまでで、会社設立自体は完了します。
次にしなければならないことがありますが、それは税務署関係です。
所轄の税務署に、法人設立届出書、給与支払事務所等の開設届出書、青色申告承認申請書源泉所得税の納期の特例の承認に関する届出書を提出しますが、これらの種類は国税庁のインターネットサイトからプリントアウトができます。
なお、このほかに定款のコピー、履歴事項全部証明書、株主名簿、設立時の貸借対照表なども提出しますが、履歴事項全部証明書は法務局で取得できます。